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映画「硫黄島からの手紙」が公開され、あちこちで宣伝を見かけます。僕も是非、見てみたいんですが、なかなか映画館には足が運べないので、おそらく見るのはビデオが出てからになりそうです。(笑)
映画の影響で、昨日はテレビで硫黄島関係のドキュメンタリードラマのような番組をやっていました。番組では市丸利之助海軍少将に焦点を当てていましたが、個人的には今まで市丸少将という人は知りませんでした。でも番組を見て、大した軍人さんというか、大した人だなー、と感じました。
日本は戦後、戦前の全てを否定してしまったかのように、戦前戦中の良い部分や、同じ日本人として誇れる多くの人達を忘れ去ってしまった事は個人的には、とても残念に思っています。
例えばハリウッドスターとして活躍した日本人、早川雪洲の名前を知る人は少ないでしょうし、リンドバーグの名前は知っていても飯沼飛行士を知る人も少ないんじゃないかと思います。特に飯沼飛行士は我が郷土の英雄でもあるので、個人的には思い入れがあります。神風特攻隊ができるよりも以前に「神風号」に乗って東京~ロンドンの飛行時間の世界記録を樹立し、リンドバーグと並ぶ名パイロットとして世界的に賞賛されました。日本ばかりでなく、ロンドンでも熱烈な歓迎を受けて英雄になっています。その飯沼飛行士も戦争が始まると若くして戦死してしまいますが・・・
硫黄島の市丸少将は自分の死を前にして、戦後の世界についてルーズベルトに対して手紙を書き残し、戦後の日本の事を心配していますし、これも我が郷土の人になりますけど、特攻隊で亡くなった上原良治という人がいます。この人の遺稿は「きけわだつみのこえ」で有名ですが、その中で、全体主義は負け自由主義が勝つという事を書いており、来るべき自由主義社会の日本に夢を託し、その礎となるべく無駄と知りながらも死んでいっています。
僕が凄いと思うのは、亡くなっていった方達が、自分の家族に思いを馳せるとともに祖国日本に対して、自分の死を前にして思いを馳せている事です。まさに英霊として祀られるに相応しいと思いますし、戦争で亡くなった方達の思いを知る事によって、こういった方達の尊い犠牲の上に今の私達がある事を強く感じます。
僕は学校では単なる史実ではなく、こういった亡くなっていった人達の思いを教えて欲しいと思います。そこからは今の日本、平和、そして自分自身を大切にしなければいけない事を、いちいち言葉で教わらなくても、強烈に教えてもらえるのではないかと思います。
安部総理の「美しい日本」、大いに賛成です。
是非、本来、日本人がもっていた美しい精神がある社会を実現して欲しいと思います。もっとも、安部さんの言う「美しい日本」というのは何を指しているのか、僕はよく知らないんですけど・・・
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