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本日もドル円は120円台をキープしています。しかし現状、ドルが買われ過ぎなのは確かで、反落には注意していきたいと思っています。ただ非常に強いドルの上昇相場なので、仮に反落しても、114.42からの上昇トレンドラインを割る事はないんじゃないかと思っています。ちなみに今日の時点で、上昇トレンドラインは119円近辺です。
今週の注目はなんと言っても、日銀が利上げするかどうかだと思いますが、仮に利上げしても米国との金利差は4.75%あるわけで、18日の金融政策決定会合後の福井総裁の発言が、相当、タカ派なものにならない限り、現在のドル上げ相場には、それほど影響がないのではないかと僕は思っています。もちろん利上げになれば、とりあえずは円高になるとは思いますけど・・・
現状、継続的に利上げしていくのは難しいのではないかと思います。
それにしても、ここ数日の政府関係者から出てくる、日銀の利上げ反対の発言は、ちょっと、ひどいような気がします。利上げなら日銀法改正を検討するとか、ほとんど脅しに近いものがあります。
確かに現在の日本のインフレ率は低く、利上げをしないというのも正論のような気がします。もちろん財政再建を目指している政府にしてみれば、利上げをして欲しくないんでしょうけど、現在の日本の低金利は異常なのも確かだと思います。世界の他の国々に比べて、取り残されているような印象を受けてしまいます。
日銀は、そういった全体を考えて、国の金融政策の舵取りをしていかないといけないわけですが、個人的には12月に利上げを見送ってるのに、その後、特に良い経済指標が出てきているわけでもなく、なんで今回は利上げなんだ?という、感じはあります。
もちろん市場の正常化のためにも利上げは必要だとは思いますが、しかし12月やらなかったものを今回、しようとしている日銀の考えは、僕個人は、ピンときていません。
そして利上げに反対する政府関係者の脅しとも言える、発言。日銀の独立性も何もあったもんじゃありません。
少し、とりとめなくなってしまいましたが、なんだかな~、って感じです。
防衛省のことを考えても、最近小さな政府路線から大きな政府路線に切り替わっている気がしてなりません。
物価の安定と雇用の安定という2大テーマで日銀と政府で主張が変ってくるんでしょうけど、どちらも大事ですよね~。片側に傾かない為にも中央銀行の独立性が必要なんでしょうね。確かに2000年に日銀のゼロ金利解除でデフレスパイラルに陥っているわけで、そうなると「なんとかしてくれ!」っていう矛先は政府に向けられるわけですから、利上げに慎重になるんでしょうね。僕には具体的に難しいところは、さっぱり分かりませんけど、日本という国が繁栄できるように物価の安定と雇用の安定のバランス、つまり日銀と政府のバランスが、うまくいくようにしていってもらいたいものです。
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