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政府は救済策をどうのこうのと言っていますが、おそらく結果として、そのほとんどが支払われない事になるのではないかと思います。もっとも現在の日本の状況を考えると、今後、年金はなんだかんだと理由をつけて、少しずつ支払われなくなっていくのではないかと僕は思っていますけど・・・
生まれながらに日本国籍を持つ僕らは普段、国の有り難味を感じる事はあまりないかもしれませんが、国によって非常に多くの恩恵を被っている事は確かです。実際に我家でも、過去、とても払い切れないような高額医療費が健康保険によって賄われています。ありがたい限りです。もっともその健康保険も破綻しかけているのかもしれませんが・・・
しかし今回の年金問題のように民間では到底、許されない事でも平気で押し通してしまうのも国です。もっと言えば、いざとなったら預金封鎖でも何でもやるのが国だと思います。
今日はテレビで行政訴訟はほとんど原告が勝てないなんてやっていました。どう聞いたって国に騙されたとしか言いようのないヒドイ話なのに裁判では、ほとんど国に勝てないわけです。
国にしろ会社にしろ、組織というものは、それに属する事によって恩恵を受ける事ができますが、逆に組織の論理によって個人を簡単に切り捨てるのも組織だと思います。
組織や権威によりかかるのは、ある意味、精神的にも楽だと思います。確かに人間は何かに寄りかかったり頼ったりして生きているわけですが、それに全面的に身を委ねたり頼ったりするのではなく、常に自分の身は自分で守るという精神が特にこれからは必要なのではないかと思う今日この頃です。
今週は当番で、娘が乗る保育園バスに同乗しました。
この保育園バスの運転手さんは20数年間、同じ保育園バスを運転され続けています。運転手さんは、乗車する子供達の名前一人一人を憶えていますし、子供達にも大人気です。
そしてバスに一緒に乗っていると、すれ違う車のドライバー達が頻繁に手を挙げたり、頭を下げます。道を歩いているおじさん、おばさん、小学生や中学生も頻繁に、運転手さんに向かって手を振ったり、頭を下げます。これだけ多くの人達が、この運転手さんの保育園バスに乗ったり、関わったりしてきているわけです。子供を、このバスに乗せている、お母さんの中には、お母さん自身も、この運転手さんのバスに乗って保育園に通ったなんて方もいます。
市長さんだろうが、議員さんだろうが、有名人だろうが、この町で、この運転手さんほど多くの人に手を振られ、頭を下げられる人はいないんじゃないかと僕は思っています。(笑)
20数年間、同じ保育園のバスに子供達を乗せて、運転し続けている運転手さん、子供達に大人気の運転手さん、なんか、こういうのって素敵だよな~、と思ってしまいます。
しかし、この保育園バスは、あと2年で廃止されてしまいます。今年、長男が年少に入りますが、長男が年長になる時には、このバスはありません。
理由は運営資金です。
これだけ「少子化」が叫ばれてる中で、子供達のバスの運営資金くらい市が出せないのかと思ってしまいます。保育園の数も足りないし、保育園によっては先生の数も足りてないと思います。さらに保育園の数が足りないので、例えば農家のお母さんなどは、行政側から、農閑期は働いてないわけだから、その期間は保育園に子供を入れる必要が無いなんて事まで言われているようです。「は~!!!」って感じです。
これだけ金が無いはずなのに、不思議と美術館みたいなものは建てちゃうんですよね。
住民がほとんど行かない美術館を建てる金があるなら、保育園くらい簡単に増やせると思うんですけど・・・
行政側には行政側の論理があるんでしょうけど、少なくとも住民の意思とは乖離しているように思います。
これは国レベルでも一緒の事で、これだけ赤字を垂れ流しながらも、未だに国民の意思とは別の訳の分からない所で、湯水のごとく、お金が使われているんでしょうね。
いずれにしても行政はあてには出来ないって事でしょうか。
まっ、今に始まった事ではないんでしょうけど・・・
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