最近、橘玲さんの「貧乏はお金持ち
」という本を読みました。僕個人は橘さんの独特の書き出しが好きです。今回も「まえがき」にやられて、ついつい買ってしまいました。(笑)
この本のテーマは個人事業主が法人化して、税金や融資において最大限のメリットを引き出すということだと思いますが、個人的にはノウハウ的な部分ではなく、会社の仕組みだとか、融資の事などが、「へぇ~、そうなってんだー。」と、いろいろ勉強になりました。
例えば、僕は仕事で、あちこちの社長さんの名刺を頂きますが、肩書きが「代表取締役社長」だったり「代表取締役」だったり、ただの「社長」だったりします。アメリカの会社だと、CEOなんて、よく聞きますが、今まで深く考えた事もなかったですが、それでも「違いは何だ?」と漠然と思っていたので、「そういうことなのか!」と分かって面白かったです。また、漠然と僕が持っていた疑問に「社債」があります。そりゃ僕だって、社債が会社の借用書であり、資金調達を行うために発行することくらいは分かります。でも、株式を発行して、さらに社債を発行する意味合いが、しっくりきてなかったんですが、これも、「なるほど!」とすっきりしました。こういった事は会社を経営している人にとっては当たり前の事なのかもしれませんが、僕のような素人にとっては「へぇ~。」の連続で、とても楽しかったです。
この本の中には、奇抜な設定としながらも、フリーターが、本社は六本木、資本金5,000万円、社員100名、売り上げ100億円の会社をつくる事が、その気になれば現実に可能だと書かれています。もちろん、制度的に可能でも、この会社はリアルマネーを生み出すわけではないので、本当に実行する人はいないんでしょうけど、それでも、実際の会社は、この本に書かれているような制度を色んな局面で利用しているんだろうなー、と、会社というものが少し分かったような気分になれて楽しかったです。
僕自身は、勉強になったし、楽しかったので、個人的にはおすすめの本かな!!
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